【絵本の紹介】諦めない気持ち・問題解決力が身につく絵本
お子さまには
勇気をもって、挑戦する心をもってほしい
なにか問題が起きても、諦めずに解決しようとする気持ちをもってほしい
優しい気持ちも忘れないで
語彙力・想像力も豊かになってほしい
そう思ったことはありませんか。
今はまだ小さなお子さま。
でもこれから、学校に通うようになり、
いずれ社会に羽ばたいていくようにもなりますね。
今後様々な新しい出来事を経験したり、
もしかしたらトラブルや厄介事にも遭遇するかもしれません。
そんなとき、チャレンジ精神や 問題解決力にすぐれたお子さまだったら。。
そんなお子さまになるための絵本を紹介します。
チャレンジする力を!
赤ちゃんというより、少し大きい子供向けです。
昔話のような言い回しや、独特な切り絵の世界観を怖く感じるお子さまもいるかもしれません。
実はわたしも、子どもの頃はこの絵本が怖い話だと感じていました。
でもなぜか この物語と挿絵に、強烈な印象を受けていたことは覚えています。
何度も読み返しているうちに、大好きな絵本になっていきました。
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この絵本で身につくチカラ
じさまと二人暮らしの豆太は、とても臆病で
5歳になるのに、夜中に1人でせっちん(トイレ)に行けません。
なぜって、せっちんは外にあり、庭にある「モチモチの木」は夜はとても恐ろしく見えるから。
夜中のせっちんには、いつも じさまが一緒に来てくれます。
ところが、ある夜…
この展開に、読んでいてハラハラ、ドキドキ…
臆病な豆太が勇気をだして、1人で泣きながら夜道を走るシーンは、子ども心にも泣けてきました。
そして、クライマックスのシーンの絵の美しさ!
この絵本は、優しさと勇気を教えてくれます。
「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっと やるもんだ」
最後のじさまの言葉が、この絵本の全てを物語っているのではないでしょうか。
昔話ふうの語り口は、
普段の絵本にはない言葉が多く登場して
お子さまの語彙力も増えることになります。
また独特な切り絵の世界に、想像力もさらに磨かれることでしょう。
「勇気・諦めない心」
「問題やトラブルが起きても挫けずに解決しようとする力」
「人を思いやる優しさも忘れない」
「語彙が豊かになる」
「イメージをふくらませる力」などが身につきます。
この絵本の、ワンポイントアドバイス
1.膝に乗せるなどして、なるべく親と同じ目線で読みましょう
2.絵が手で隠れないように、ゆっくりとページをめくってみましょう
3.ゆったりとした口調で読んであげましょう。
最初は怖い印象をうけがちな絵本なので、やさしく読むとお子さまにも伝わりやすくなります。
4.最後は表表紙・裏表紙を広げて見せてあげましょう。
この絵本の、ワンポイントアドバイス
文字数が多いので、だいたい5歳くらいからオススメです。(豆太も5歳ですしね^^)
「じさま」「セッチン」など、きっと耳慣れない言葉も多く登場します。
読み手も いきなりだとうまく読めないかもしれませんので、
最初は1人で声をだして読んでみることをオススメします。
小学校の国語の教科書にも登場するお話です。
最初は「怖い絵本」と受けとるお子さまが多いかもしれません(私も、そうでした)
嫌いでなければ、何度も読んであげると
年齢によって、受け取り方も変わってくるかもしれませんね。