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【絵本の紹介】自分で選び、良い事を新たに発見する力。

今回は、

『子どもの〇〇力が育まれる絵本』をご紹介いたしますね。

『子どもの〇〇力が育まれる絵本』

チューチューこいぬ [ 長新太 ]

こちらの絵本、我が家はもちろん保育所でも人気の一冊でした
赤ちゃん絵本ですが、こどもはみんな、おっぱいが大好きなので、

幼児でも興味津々で楽しめます

それにしても、どこの子も、昔の子も今の子も、
みーんなみんな、おっぱいがだーいすきって、
あらためて考えてみると、とっても不思議です。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、

出産後、すぐにお母さんの胸に抱かせてあげると、

赤ちゃんはおっぱいをすぐに探し始めるそうです。

明らかに本能に備わっているんですね。

さて、この絵本３匹の小さい子犬たちが、

幸せそうにかあさんのおっぱいを飲んでいるところからはじまります。

かあさんとはぐれてしまってもどんどん、どんどん突き進んで、おっぱいを捜しにいきます。

鳥さんから始まって、

｢それを、吸っちゃうの～！｣というものでも

気になったものは、何でもチューチュー試します。

物おじせず、山や月までおっぱいを飲みに行くのですが、

不思議と違和感も感じず、知らずと絵本に引き込まれ、

読んでいる私も｢おっぱいは出ませーん｣と心からウキウキしながら、

子どもたちと声を出してしまいます。

子ども達はもちろん、こいぬと一緒になって、

おっぱい探しを楽しんで、みんなで「おっぱいは出ませ～ん」の大合唱です

この絵本で身につくチカラ

 
自分たちをいつくしみ育ててくれる

大好きなかあさんと大好きなおっぱいとはぐれてしまっても、

立ち止まることなく興味のおもむくままに物怖じせず突き進む、こいぬたち。

この絵本で、こいぬたちが大好きなものを求めて進む姿から、

様々な事に興味を持ち、自分で選び、

日常などで良い事を新たに発見する力が、身につきます。

見ている側(周りは)は、

絶対に違うかもしれないと思うものにも果敢にチャレンジするこいぬたちの姿は、

赤ちゃん絵本とはいえ、いつか子どもたちが自分の大好きなことを、

見つけ取り組んでいくときに｢絶対にあきらめないで達成する｣という力、

勇気の種となることと思います。

そして、こいぬとかあさんがやっと会えたときには、どちらも笑顔。
『どんな時もわが子を信じて大丈夫。かあさんは笑顔でいよう。』

ということを、私たち大人に教えてくれているように思います。

【この絵本の、ワンポイントアドバイス】

テンポやリズムの繰り返しが楽しく、カラフルな絵ですので、

まだ視力が弱い赤ちゃんでも、赤ちゃんは明るさを求め、

明るい色に興味をもつ傾向にあることから楽しめる　ことと思います。

そして何より大胆な発想も、全てが子ども達が夢中になる絵本です。

この絵本、大人も楽しみながら、読むのがおすすめです！

絵本の読み聞かせは「親子で楽しく」が基本です。
ママが心から楽しんでいるとお子さんにも伝わります。

親子の楽しい記憶は良い記憶として残り、

良い記憶は良い気分を引き出し、更に好きになるという好循環を生み出します。

また、４,５歳のおこさんでも、

おっぱいが出る物と出ない物の区別がはっきりついているかと思いきや、

鳥や魚はあやふやだったりするようです。

日常の暮らしの中で、｢おっぱいが出るもの探し｣も、

後々の生物のお勉強に発展し、つながることと思います。