【絵本の紹介】パパに読んで欲しい絵本
我が家の「読み聞かせ」タイムは寝る前。
たまった家事や仕事の手を止めて、
唯一子供との時間がとれるこの「読み聞かせ」タイム。
あれやこれと、やることはたくさんあるけれど、
ふと立ち止まり一呼吸おける時間でもあるんですね。
ただ本を読んでいるだけなのに、その本から感じたこと、
そして全く関係のない会話をするようになりました。
今日の給食おいしかったとか、○○ちゃんとケンカしちゃったとか・・・
そんなふうにお互いが話す・聴く準備ができているので、会話もスムーズです。
このたった10分が、
子どもたちと良好なコミュニケーションのとれる貴重な時間になっているんです。
これから思春期で難しくなっていくお年頃ですが、
こうして子供たちが望む間は「読み聞かせ」を続けていきたいと思っています。
絵本の内容は覚えていなくても、挿絵や感覚、
そして読んでもらったという心地よい記憶はいくつになっても残っているはず。
そんな記憶に残る、思い出の深い絵本。
そして、子どもたちが大好きな絵本をご紹介します。
パパの読み聞かせにもピッタリの絵本
実際パパも赤ちゃんに絵本を読んであげたいとは思っているんだけど、
どんな絵本を読んでいいかわからない・・・
とお悩みのママやパパも多いはず!!
そんな時は、お子さんの好みをよく知っているママが選んであげたものを読む。
もしくはパパ自身が好きな絵本をよんであげるといいですね。
ママが選ぶのとは感性も視点もかわってくるので意外と子供たちも喜んで聞いてくれます。
例えば、車や電車、船などの乗り物だったり、
物を作ったり探したりする絵本なんかは、パパも大好きな絵本のはず。
そうすれば、いつもは面倒で読んでくれないパパも楽しく読んでくれる・・・と思います(笑笑
古くから読まれている絵本!
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ノリウェーの民話集に収録されている
「三びきの牡ヤギ・ブルーセ」というのが原作です。
そこにマーシャ・ブラウンの力強く大胆な絵と、
瀬田貞二さん独特の日本語訳のついた素晴らしい絵本です。
なんと初版は1957年!!
60年も前の本が、今もなお読み継がれているとは、本当に人気の本なんですね~
なぜこの絵本をおすすめするのか?
三びきのヤギとトロル(怪物)が戦うお話しです。
聴いている子供もわくわく、そして読んでいる自分もわくわくゾクゾクできる絵本!
ちょっとぶきみで怖いトロルとの戦いの場面では、
智恵と勇気、失敗を恐れず何度でも挑戦していく力、
さまざまな困難を乗り越える力が育ちます。
子どもから大人への成長物語ともとれる内容は、
わくわくする冒険物語でもあり、
自分たちがまるで主人公になったような気持になります。
共感したり、自分の考えを持ったりすることで豊かな心を育てます。
小さいころは絵だけをみて怖い本だとおもっていた私でも、
展開のあるこのお話は、物語の世界に入り込みやすく繰り返し読みたい絵本になりました。
トロルが粉々にされてしまう、すこし残酷にもみえる場面がありますが、
子どもは自分がやっつけたかのように大喜びします。
(残酷と決めつけているのは大人なのかもしれません・・)
トロルの大きな目や恐怖。それに立ち向かっていくヤギの勇気!
力強く迫力のあるこの絵本はパパの「読み聞かせ」にもにぴったりの絵本ですね。
読み聞かせのコツ
1.
まずは興味があるかどうか表紙や絵を見せてあげましょう。
2.
読むときは三びきのヤギ、
そしてトロルなど登場人物によって声をかえてみると興味を持ってくれますね。
特に一番大きながらがらどんの時には勇ましく強い様子を表現してみましょう。
3.
少し長いお話なので小さな赤ちゃんには難しいかもしれません。
途中で違う遊びがしたかったり、次のページを見たがる場合は、
赤ちゃんの思うとおりにしてあげましょう。
4.
最後まで読むことがすべてではありません。
お子さんは絵やお話しを聞きながら頭でいろんなことを空想したり創造したりしています。
自分で結末を変えてしまうこともよくありますが、
楽しく読んであげましょうね。きっとお気に入りの絵本になるはずです。
「三びきのやぎのがらがらどん」は主人公の行動や気持ちが、わかりやすい展開で書かれています。
わかりやすいという事は、先を予測したり、物語のつながりを考えながら読むようになります。
理論的に物事を考えたり、筋道を立てて考えたりする思考力が身につくんですね!
このようにたくさんの力を身に付けるためにはちょっとしたコツがあるんです!
そんなコツは「育脳読み聞かせ講座」でお伝えしていきますね