【絵本の紹介】観察眼や豊かな感性が身につく絵本
知識を上手に使えるようになる力が身についてほしい、
ものを観察する眼も養ってほしい
自然や生き物を慈しんだり、情緒豊かな子に育ってほしいな…
そう思ったことはありませんか。
豊かな感性も身につく絵本
よく、思春期に好きな子ができたりすると
周りの風景や空がきれいに見える…なんて聞いたことがあります
(ドラマでやっているような、アレですね^^)
愛があふれると、目に見えるものも美しく見えるのでしょうか。
季節の移り変わりを美しいと感じたり、生き物を大切に思う気持ちがあるのは
心に愛がある、ということに繋がると思うんですよね。
また、さまざまなことを学んでも、
それを生かす方法を知らなくては
せっかくの知識が役にたたなくなってしまうこともありますよね。
そこで、 今日は
身につけた智恵や知識を広げ
ものごとをよく観察する眼を養い
自然や四季、生き物を大切に思う気持ちも育まれ 豊かな感性も身につく絵本の紹介です♪
何度読み返しても新しい発見
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いわむらかずおさんの人気シリーズ「14ひきシリーズ」の1冊。
この絵本は、見開きページのほとんどが絵で
文字はページ下の1行のみ。
だから小さなお子さまから一緒に楽しむことができます。
優しい色合いで描かれた絵は、よく見るととても細かく表現されており、
14匹のねずみさんたちの、一匹一匹の性格まで分かるほど。
だから何度読み返しても新しい発見があり、飽きないんですね!
我が家はすっかり気に入って、シリーズ セットで揃えてしまいました^^
この絵本で身につくチカラ
蛇口をひねると水が出て、冷蔵庫を開けたら食べ物が入っている、
現代の当たり前の生活を過ごしている、いまの子どもたち。
この絵本は、14ひきのねずみの家族が協力しあって朝ごはんの準備をする物語です。
野いちごを摘んだり、どんぐりでパンを焼いたり…
楽しい食育にもつながるお話にもなっているんですよ。
森に住むねずみさんの家族は 自分たちで木を切って薪にして火をおこし、
みんなで森へ出かけて食べ物を調達。
大きい子どもは1人で籠をもちますが、
小さい子達は協力し合って1つのカゴを持っていたり
また 他にも生きるための智恵が、あちこちに描いてあります。
優しい色合いながらも緻密に描かれている絵からも、豊かな自然の情景だったり
森に住むさまざまな生き物の姿だったり、
一匹いっぴきの、ねずみ達の性格まで見てとれるんです。
年齢が大きくなってきたら、
文章以外の 絵の細部からも物語を探し出すのも楽しめますね♪
この絵本の読み聞かせのコツ
1.膝に乗せるなどして、なるべく親と同じ目線で読みましょう
2.絵が手で隠れないように、ゆっくりとページをめくってみましょう
3.ゆったりとした口調で読んであげる、言葉が少ないので読み終わったあとも「間」をもたせるとよいです
4.最後は表表紙・裏表紙を広げて見せてあげましょう
(この絵本は、表紙全面で14匹全てが描かれています)
5.慣れてきたり年齢があがってきたら、絵の中の探し物をするのも楽しいですよ
この絵本の、ワンポイントアドバイス
文字が少ないので、小さなお子さまから読み聞かせしてあげられます。
内容が理解できるようになったら、
以前よりもゆっくりと、絵も楽しんでみましょう。
「あ、とっくんたら オネショしちゃってるね^^」
「こんなところにカブト虫発見!他には何が見えるかな?」
ご自宅での読み聞かせなら、そんな風に楽しいツッコミを入れてみるのも面白いのでは。
親から無理にすすめなくても、お子さまが自分で発見してくれたりしたら また嬉しいものですしね。
このような読み聞かせをすることで、この絵本で
身につけた智恵や知識を広げ、
ものごとをよく観察する眼を養い
自然や四季、生き物を大切に思う気持ちも育まれ 豊かな感性も身についていきます。